ホアン・リエン・マイン

仕事とプライベートのバランスを大切に。楽しさがあれば頑張れる

施工管理 ホアン・リエン・マインHoang Lien Minh

2017年
所属:本社工務部
取得資格:1級土木施工管理技士・1級舗装施工管理技術者
2016年にベトナムのハノイ土木大学を卒業しました。日本の建設技術と給与に興味を持ち、約1年間日本語を勉強しました。2017年に来日し、橋本組に入社しました。 入社から1年間は建築工事を担当し、その後は土木工事の施工管理に従事しています。最近では、静岡県の島田土木事務所が発注した工事を担当し、高得点を達成することができました。土木工事の知識はまだ1,000分の1程度しか身についていませんが、一級建築施工管理技士の資格にも挑戦したいと考えており、いずれは建築工事に戻りたいと思っています。

質問1あなたの仕事内容を教えてください

1年目は現場清掃や資材の整理整頓、測量の手元作業など、簡単な仕事から始めました。3年目からは主任技術者として、現場に関するすべての業務を担当させていただきました。現場がスムーズに運営できるように、段取りや施工に伴う技術的な管理に加え、安全管理や工程管理なども行っていました。
現在は現場代理人として、工事の受注から完成検査までを担当しています。具体的な業務内容としては、施工計画書の作成、施工準備、施工実施、施工時の管理、完成書類の作成、原価管理などがあります。

 

質問2仕事で必要なスキルはありますか?

内勤の仕事とは異なり、現場での仕事では多くの人々(お客様、同僚、下請け業者、第三者など)と常にコミュニケーションを取ることが求められます。さらに、コミュニケーションが円滑に取れることで、チームワークの効率も向上すると考えています。
コミュニケーションを円滑にするためには、言語のスキルをはじめ、工事に関する情報や知識、そして現場での実務経験が重要です。
また、パソコンのスキル(CAD、Excel、Word、PowerPointなど)は仕事のスピードに影響を与えるため、非常に重要だと考えています。

質問3どういった時に仕事のやりがいを感じますか?

建設業のやりがいは、まず完成した物を見ることです。工事を受注した際には、完成時のイメージを思い描きながら進めます。施工途中にはさまざまな心配や苦労がありますが、その結果、完成後に目の前に残る物を見ると、とても嬉しくなります。また、5年後、10年後に自分が作った物を見て、子どもたちに少し自慢したくなります。
次に、問題解決できたときの達成感です。現場の仕事はほぼ毎日何かしらの問題がありますが、そうした問題を解決するのが現場監督の役割です。問題を把握し、解決方法を考え、現場がスムーズに進んで、相手から良い評価を得られると嬉しくなります。

質問4今後の目標、将来の夢は?

まずは現在の役割を超えて、会社により貢献できるよう努めます。そのため、担当している仕事の効率化と効果の向上に注力し、日々の業務に対して責任感を持ちながら、自発的に改善提案を行う努力をします。
さらに、仕事に関連する資格をより多く取得したいと考えています。資格の取得は、業務に必要な専門知識や技術を深めるだけでなく、キャリアの向上にもつながります。そのため、毎年目標を設定し、仕事外の時間を活用して勉強に取り組みます。
また、昇進に向けて努力します。年齢とともに自分の役割をより高めたいと考えており、そのためには資格取得に加えて、自分のスキルや知識を向上させることが重要です。さらに、チームやプロジェクトの管理経験を積むことにも力を入れます。

質問5学生の皆さんへ一言

学生時代に学んだことと実際の仕事では、多少の違いがあるかもしれませんが、基礎はしっかりとつながっています。今のうちに机上の勉強とともに、仕事に関する基本知識やビジネスマナーなどを把握しておくことで、実際の業務が始まった際に大いに役立つでしょう。
現場監督の仕事は、外での活動や冷たい部屋での書類作成など、体にも精神にも良い影響を与えます。
橋本組では、年齢、性別、国籍に関係なく、みんなが仲良く、笑顔で働いています。ぜひ、一緒に楽しく、そして力を合わせて頑張りましょう。

 

1日のスケジュール

08:00 本日作業の準備、現場で朝礼、下請け業者との打ち合わせ、指示、現場状況の確認
08:30 施工段取り及び施工管理等の実施、工事関係書類の作成
12:00 昼食、昼休み
13:00 翌日の打合せ
13:30 施工段取り及び施工管理等の実施、工事関係書類作成
16:30 現場巡視、施工状況確認
17:00 翌日仕事の準備、業務終了

オフの過ごし方

仕事とプライベートのバランスを常に考えています。
現在、日本で妻と子ども二人と一緒に暮らしています。休みの日には、家族で外出し、公園で子どもと遊んだり、スーパーに行ったり、時々キャンプに出かけたりしています。
旅行が大好きな妻のおかげで、青森県から大阪まで、一県ずつ一回以上訪れたことがあります。また、橋本組のベトナムチームは、飲み会やスポーツを楽しむことが多く、仕事やプライベートについて、さまざまな課題について話し合います。