杉本 裕紀

目に見えて成果が残り、後世に残る仕事。だから頑張れる。

施工管理 杉本 裕紀HIROKI SUGIMOTO

2016年入社
所属:工務部
取得資格:1級土木施工管理技士
工業高校(都市工学科)を卒業し、大学では土木工学を専攻しました。2016年に入社して以来、工務部に所属し続けています。海洋土木工事を主に経験した後、2019年に東京支店工務部へ配属され、現在も施工管理業務を行っています。

質問1あなたの仕事内容を教えてください

私は現在、土木工事の現場で監督として働いています。仕事内容は施工管理で、作業が指示通り安全に行われているか、工程通りに進んでいるか、使用する材料や出来上がったものが設計通りで基準・規格を満たしているかなどを確認しています。

現場監督の仕事は、実際に作業を行う職人さんたちに、安全で効率よく、精度の高いものをつくってもらうための準備と環境づくりが主な役割です。よく言われる言葉に「段取り八分」がありますが、これは事前の準備次第で結果がほぼ決まるという意味です。行き当たりばったりでは良いものはできません。いかに計画的に日々進められるかが重要です。

質問2仕事で必要なスキルはありますか?

この仕事に必要なスキルは、コミュニケーション能力です。自分が実際に何かを作るわけではなく、職人さんに対して、どういったものを、どういう方法で、どれくらいの時間と精度で作るかを指示し、その作業や出来上がったものを管理する仕事です。自分の説明が不十分であったり、誤解が生じたりすれば、そのすべてに影響が出ます。

また、工事の発注者や近隣住民、関係者との調整も必要です。人対人の仕事なので、自分の都合だけを押し付けるのではなく、お互いに気持ちの良い関係を築くことが、工事を円滑に進めるために重要です。

質問3どういった時に仕事のやりがいを感じますか?

この仕事でやりがいを感じる瞬間は、やはり工事が終わり、建物や構造物が完成したときです。完成したときにお施主さんから感謝の言葉をいただいたり、職人さんたちから労いの言葉をもらったりすると、本当にうれしいです。

大変だと感じる瞬間もありますが、自分たちの成果物が地図に残り、後世に繋がっていくという点で、この仕事には非常にやりがいがあります。

質問4今後の目標、将来の夢は?

現在入社して9年目になりますが、今回初めて現場所長として工事を担当します。これまでの業務に加えて、より広範囲の業務を行い、責任も増します。まずは、この工事を無事に終えられるよう頑張ります。

質問5学生の皆さんへ一言

恥ずかしながら、働いて一番に実感したのは自分の勉強不足、知識不足でした。学校で勉強したことがそのまま仕事に活かされることは少ないかもしれませんが、ベースとなるのはやはり基本的な知識です。それがあって初めて、そこからより実務的・専門的なものが積み上げられていきます。

特に建設業のように、扱う工事の内容が幅広く、専門的な知識が必要な仕事に就く場合は、尚更です。後悔のないように、しっかりと勉強してください。

もちろん遊ぶことも忘れず、学生時代にしかできないことはたくさんありますので、今を目一杯楽しんでください。研究、部活、サークル活動、何でもいいですが、一緒に熱中して何かをした時間は人生の宝になり、その仲間は一生の友人になると思います。

 

1日のスケジュール

8:00 朝礼~現場作業開始
8:15 施工管理(施工状況・出来形確認・写真撮り・作業段取り)
※途中事務所に戻りデスクワークも行う
12:00 昼食
13:00 昼礼(午前の進捗、明日の打合せ)、午後の現場作業再開
13:15 施工管理(施工状況・出来形確認・写真撮り・作業段取り)
※途中事務所に戻りデスクワークも行う
16:40 現場を巡視し作業の進捗を確認し、職人さんと打合せ
17:00 現場作業終了
現場の整理状況、異常の有無を確認して現場事務所へ戻る
17:20 書類作成・整理、明日の準備等を行う
18:30 業務終了。現場事務所からそのまま帰宅

オフの過ごし方

趣味はサッカー・野球観戦と旅行です。サッカーは清水エスパルス、野球は阪神タイガース(推しは清水区出身の岩崎選手)を応援しています。どちらも現地に足を運ぶほど好きです。旅行は年に数回、行ったことのない場所を中心に訪れています。どちらも非日常的な時間を楽しめるので最高です。